2021.04.02
日々の話

なぜ省エネ住宅では水道光熱費が安くなるのか

Iwa

こんにちは。高野工務店のiwaです。

弊社は鳥取県三朝町に会社があり県中部地域を中心に仕事をしている工務店会社です。

今回は省エネ住宅にすると水道光熱費が安くなる理由を説明していきます。

新築を建てたり省エネ住宅にすると水道光熱費が安くなるという話を聞いたことがある方もいるかもしれませんしなんとなく安くなるんだろうなと思う方もいるかもしれません。ではなぜなのかを説明します。

1光熱費が安くなる理由

2水道費が安くなる理由

3現在お住まいの家でなるべく水道光熱費を抑える方法

4まとめ

1光熱費が安くなる理由

まず光熱費が安くなる理由です。現代の生活で私たちの身の回りには電化製品があふれ電気がないと生活が出来ないほどに電気に依存して生活しています。そんな中で家の性能と電気代が関係してくる一番大きなものがエアコンです。燃料はお金を燃やして使っているという言われ方をするように燃料とお金の関係は密接につながっており、多くのエネルギーを使用することは無駄にお札を火で燃やしているようなイメージになります。

エアコンは夏になれば冷房を、冬になれば暖房を使用します。エアコンのエネルギーが大きくなればなるほど無駄にお金を燃やしてエネルギーを使っていることになります。なのでエネルギー効率の良い新型のエアコンを使用したり、省エネ住宅にすることで断熱気密を高めエアコンのエネルギーロスを減らすことで電気代を抑えることが出来ます

エアコンは設定温度に対してどれだけの電力負荷を掛けるかにより電気代が変わってきます。各電力会社のHPを見てもらえば分かりますが使用する電力量当たりで電気代が変わってくるのでエアコンが頑張って仕事をしようとすればするほどに電気代は高くなっていきます。

例えば冬の場合、外気温が0度の時に、室内温度が10度の家と18度の家ではエアコンの設定温度を20度にした場合設定温度まで部屋を暖めようとする時のエアコンのエネルギー量は大きく変わってきます。人が5kgの重りを持ち上げるときと10kgの重りを持ち上げるときでは使う筋力や体のエネルギーが変わるように、より大きな負荷には大きなエネルギーを必要とします。なので省エネ住宅にして家の性能を高めることでエアコンが使うエネルギーを減らすことができ結果光熱費を抑えることが出来ます。

2水道費が安くなる理由

次に水道費が安くなる理由ですがこれはズバリ節水型の給水設備が増えてきた結果だと思います。昔の設備に比べてシャワーやキッチン・洗面台の給水、トイレなどがより少ない水の使用で使えるようになったことやハンドルの操作をしなくても片手で給水の操作ができるようになったことで水の使用料を全体的に減らせるようになったことが水道費を抑える要因になったのではないかと思います。ただ注意点として水を出しっぱなしにすると水道代は高くなるのでこまめな水の開け閉めを心がけるといいと思います。

3現在お住まいの家でなるべく水道光熱費を抑える方法

新しい設備やここ数年のうちに建てた省エネ住宅なら水道光熱費が安くなるのは分かるのですがそう簡単に家って建て替えられないし難しいと思うかもしれません。なので私なりに現在お住まいの家でもできる対策を考えてみました。

ここで対象になるのは築20年以上の家または窓ガラスがアルミサッシで1枚ガラスが取り付いているような家になります。

まず光熱費を抑える方法です。

まずお金がかかってしまう方法なのですが断熱改修を行う。その中でも窓に内窓を付ける工事を行うです。

家の中で何といっても窓の断熱性能が悪いので内窓を取り付けます。ガラスが1枚と2枚の物があり、できればガラス2枚の内窓を付けてもらいたいですがなるべくお金をかけたくない場合はガラス1枚の物でも十分です。窓は何といってもアルミのサッシの熱伝導率が樹脂サッシの熱伝導率よりも1000倍熱が通りやすいので断熱性能は無いものだと思ってもらった方がいいです。内窓を付けることで窓の断熱性能が高くなりエアコンの消費電力量を抑え光熱費の低下につながります。

その他なるべくお金をかけない方法であればホームセンターに売ってある窓断熱用のポリカ板やプチプチを窓に貼ったり厚手のカーテンを使用するなどあります。ですが気休め程度にしかならず断熱効果を感じるほどに効果があるかは分かりません。また窓の結露発生を抑えたいのですが薄いポリカ板を貼る程度でどれぼ度の効果があるのかも分かりません。内窓を取り付けても結露の発生を100%抑えることは出来ないのでおそらく効果は薄いと思います。

その他断熱効果以外の方法ですが、よく言われているのが冷蔵庫の周りには物を置かないことです。冷蔵庫の周りに物を置くと熱がこもりやすくエネルギー負荷に繋がります。私が思いつく限りではそのくらいかなと思います。あと基本的なことですがエアコンの掃除はしっかりと行うことです。

次に水道費を抑える方法です。

水道費はまず水を出しっぱなしにしないことです。少しでも心がければ少しでも出費を抑えることが出来ます。次に設備を変えることが一番ですが、お金がかかるのでシャワーや蛇口だけを交換するという方法があります。シャワーのヘッドを節水タイプの物へ交換することでヘッドの部分で水の出し切り操作ができることや従来品よりも節水できる仕様になっているので節約につながります。またアマゾンや楽天でも購入できるので一度調べてみてもいいかもしれません。

4まとめ

水道光熱費を抑える方法を私なりに書いてみましたがいかがだったでしょうか。少しでも参考にしてもらえればうれしいです。

私個人的に思うことは無駄に水を”出しっぱなし”にしないこと、電気を”付けっぱなし”にしないこと。この”ぱなし”にしないことが一番重要だと思っています。

最後に一番重要なことは節約しようとして生活が今よりも苦しくなったりしてはよくないと思うのでできることから少しずつ行っていければいいと思います。

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