『ファントムブラッド』
舞台は1888年イギリス、貴族の家に生まれたジョナサン・ジョースターと宿敵ディオ・ブランドーとの死闘を描いた物語です。
このジョースター家とディオとの1世紀以上に及ぶ戦いの始まりです。
第1部主要登場人物
ジョナサン・ジョースター:第1部の主人公 通称ジョジョ 黄金の精神の持ち主
ディオ・ブランドー:ジョースター家の宿敵
ロバート・E・O・スピードワゴン:街のチンピラだがジョジョの人柄に惚れ込み仲間になる。のちに石油を掘り当て金銭面、技術面でジョースター家を支援する。
ウィル・A・ツェペリ:ジョナサンの師匠。吸血鬼に対抗できる唯一の力波紋法の使い手。
石仮面:製作者、製作年、目的一切不明、仮面をかぶると吸血鬼の力を手に入れるが太陽の光を浴びると消滅する。
波紋法:呼吸方法によって太陽と同じ力を扱い吸血鬼を倒すことができる。
始まりはジョナサン(以降ジョジョ)の父ジョージ・ジョースターが養子として引き取ったディオがジョースター家の財産を奪おうとするところから闘いが始まります。
ジョジョを倒そうとディオが石仮面をかぶり吸血鬼の力を手に入れます。吸血鬼の力に対抗するために波紋法を習得しディオと戦っていくというストーリーです。
アイデアと絵で魅せる荒木ワールドのマンガ
30年以上前の漫画ということで、今読むと物足りないと感じる人もいるかもしれませんがそこが良いのです。タイトルにもありますがジョジョを通してのテーマが人間賛歌。貧しい人生を送ってきたディオが貴族の財産を狙おうとし、それを阻止する紳士としての生き方をするジョジョ。お互いの信念がぶつかり合いほぼ拳と拳の戦いは読みごたえがあります。ディオのような考えや行いがなぜよくないのか、ジョジョの中にある黄金の精神とのぶつかり合いは一読してほしいと思います。また現代の漫画のように様々な技があるわけではないので拳の闘いでどうやって勝つのだろうかと思っていたらアイデアの豊富さと発想が面白いです。
そんな私も高野工務店で素晴らしき人間賛歌を謳うことができるよう頑張っていきたいです。