こんにちは。高野工務店のiwaです。
弊社は鳥取県三朝町に会社があり県中部地域を中心に仕事をしている工務店会社です。
先日、8月25日に平井知事が定例記者会見で脱炭素社会に向けての今後を述べられました。
結論から話すと、2030年にネストを標準化にすることを目標に掲げられました。
脱炭素社会について
定例記者会見は県内の出来事を会見で知事が述べられるので、今回は主にコロナウイルスの感染状況や二十世紀梨の初セリなどが内容に盛り込まれました。その中で脱炭素社会に向けた住宅の在り方検討という内容も会見で話されました。
現在鳥取県では2020年7月からとっとり健康省エネ住宅、通称「NE-ST(ネスト)」に取り組んでいます。
これは住宅に一定以上の断熱気密性能を取り入れると県から補助金が出るという取り組みです。
※図1とっとり健康省エネ住宅資料
一定以上の断熱気密性能というのはHEAT20という基準の断熱性能3段階と気密性能C値1.0以下という基準を元にしています。このHEAT20は国の基準ではなく民間団体が掲げた基準になります。※図1参照
そしてこのHEAT20のいわゆる高性能住宅において鳥取県は全国で唯一補助金を出すことを決めて活動しています。
このHEAT20の鳥取県バージョンが「とっとり健康省エネ住宅」という名前になっており、県が指定した講習を受けてテストに合格した会社だけがネストの申請をすることが出来るようになっています。
このネストが現在は努力義務として、できる会社だけが取り組むようになっていますが、2030年には新築住宅でネストを標準化にする目標を今回の記者会見で知事が述べられました。これは国が掲げている2030年の新築住宅全棟ZEH化を超える高性能化です。※図1参照
※図2県HPに記載されている議事録
※図3今回の記者会見で使用された資料
2030年、あと9年後ですが、その時の地球環境は今と変わっているでしょうし国内外の環境に対する取り組みや考え方も変わっていると思います。今後も鳥取県が高性能住宅において全国に先駆けて普及・発信して2030年の目標を目指して取り組みを進めていくことを応援しています。
県庁のHPでは動画、議事録、資料が見れますので一度ご覧になって見てください。
インターネット放送局/とりネット/鳥取県公式サイト (tottori.lg.jp)
鳥取県知事会見 動画 ※脱炭素化については33分13秒あたりから
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