こんにちは。高野工務店のiwaです。
弊社は鳥取県三朝町に会社があり県中部地域を中心に仕事をしている工務店会社です。
9月1日は防災の日です。
近年では毎年のように〇十年に一度の大雨が降り、日本全国のどこかで観測史上最大雨量を毎年更新しています。また南海トラフ地震や首都直下型地震などの巨大地震も発生すると予測されており今や日本はいつどこで大きな災害が発生してもおかしくない地域になっていると思います。
そして東日本大震災をきっかけとした脱原発やそこから発生するエネルギー問題など問題は山ずみですが災害に関して住宅にできることを私なりにアドバイスしていこうと思います。
住宅にできる災害対策
家を建てる前編
①災害に強い土地
②家の耐震性確保
家を建てた後編
①水の確保が出来るように
②避難用具と避難経路
家を建てる前編
①災害に強い土地
まず家を建てる前に考えてほしいのは災害に強い土地選びです。住宅は土地がないと建てれませんがその土地が災害に遭いやすい土地では高いお金を出して建てた住宅も意味をなさなくなります。
まずは国土交通省が製作しているハザードマップで災害に遭いやすい土地かどうかを確認してください。なるべく災害に遭いやすい土地は避けて家を建てることをお勧めします。
現在既に家を建てている方もハザードマップは一度確認してください。自分の住んでいる土地が水害に遭いやすいのか、土砂災害に遭いやすいのか確認をすることで災害時に慌てることなく事前に対策や避難をすることが出来ます。
②家の耐震性確保
次に耐震性の確保です。家を建てるときは耐震等級というものがあり、1~3等級まであります。耐震等級3が一番耐震性が高く地震に強い家となっています。※倒壊しないという意味ではありません。あくまでも強い地震の揺れに対して耐震等級1より耐えることが出来るという意味です。
耐震等級は3にして建てることが必須になると思います。
家を建てた後編
①水の確保が出来るように
家を建てた後の話ですが、災害が起きた時に一番困るのが水の確保です。私が昔ネットで見た情報だと飲まず食わずの限界が、食べ物は1週間が限界で水分は3日が限界と書いてありました。また衛生的にも水の確保は必須なのでどう水を確保しておくかが重要です。
水の確保と聞いてまず思うのがペットボトルの飲料水の備蓄だと思います。消費期限切れに注意しておけば飲み水は問題ないと思います。
衛生面に付いてですが、トイレはダンク有りのトイレの場合断水にならなければ使えるので問題ありません。タンクレス式のトイレの場合は電力で水を出しているので停電すると使えなくなります。タンク式トイレの方が災害時にはメリットがあるかなと思います。
あとは災害が起こりそうなときには前もってお風呂に水をためておくことも水の確保になります。
②避難用具と避難経路
最後に避難用具と経路の確保です。先ほどのハザードマップにもつながりますが、あらかじめ避難経路の確認をしておくのもポイントです。そして非難する場合にすぐに持ち出せる避難用具を家の中の持ち出しやすい場所に置いておくことが大切です。
補足ですが避難している間は家に誰もいない状態になるのでもしもの防犯対策として窓ガラスに防犯フィルムをあらかじめ貼っておくことをお勧めします。