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2020.10.21
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冬の季節にまず対策することは、、、

Iwa

こんにちは。高野工務店のiwaです

季節がうつろい夜の気温がだいぶ下がってきました。肌寒さを感じる人もいると思います。私は手足の先が冷えやすいので最近は夜になると冷えが辛くなってきました。冬が近づいてきて寒さ対策を始める頃だと思います。家の中でまず一番に寒さ対策をしなくてはいけない場所はどこか。その理由と対策方法を説明します。

寒さ対策の順位

以前冬の寒さの6割は窓から来ているという話をしました。逆を言えば冬の部屋の暖かさは6割窓から外に逃げているということになります。このことからまず窓の寒さ対策が一番重要となります。また現在建っている住宅の外壁や換気口からの熱損失も抑えたいところですが改修工事をするとなると大掛かりになりますしお金もかかるので今回は置いておきます。

あとはヒートショックが起きやすい洗面脱衣室を暖房器具でスポット的に温めたり寒くない服装でいることが重要だと私は思います。

日本の住宅が寒い理由は窓の熱貫流率にあり

現在日本の住宅の多くの窓がガラス1枚のアルミサッシとなっています。実に日本住宅の8割以上がこのアルミサッシの単板ガラスと言われています。ただ、現在は新築の場合樹脂サッシやアルミ樹脂複合のサッシで建てられることが多くなってきたのでこの割合は変わってきているはずです。

このアルミサッシは熱貫流率が非常に高く断熱性がとても悪いです。熱貫流率が高いと熱貫流率の数字が大きくなりより多くの熱を通しやすいという意味です。より多くの熱を通しやすいということはより多くの暖房エネルギー・暖かい空気が外に流れその反面、外の冷たい空気が家の中に入ってくるということです。つまり部屋の温度を20℃に保とうとすると絶えず多くのエネルギーを使用しないといけません。また暖房器具を切ると部屋の暖かい空気はどんどん外に流れていってしまうのですぐに部屋が寒くなってしまうとう状態になります。

熱貫流率と聞いてもよく分からない方もいると思います。ただ経験的に分かることで、飲み物の缶でアルミ缶がありますが、冷たいもの熱いものどちらも手によく熱が伝わりますよね。よく熱を通しやすい材料でできておりその反面強度があるので使いやすい素材になっています。そして何よりも安いということが挙げられます。このことから長らく住宅業界では窓にアルミサッシを使ってきました。

住宅においても冬にアルミサッシを触るととても冷たいですよね。アルミサッシの場合冬場の窓は結露しますし、窓際は冷気を感じて近づきたくないと思う人もいるはずです。我々はすでに経験則として窓際の寒さやアルミの熱の通しやすさを体験しています。

それに比べ樹脂サッシ複合ガラスは6倍以上も熱を通しにくくなっています。これは樹脂がアルミよりも熱を通しにくい素材であることとガラスが一枚から二枚に増えていることが挙げられます。そしてその二枚のガラスの間には空気よりも熱を通しにくいガスが使用されているので断熱性の向上につながっています。

アルミサッシ単板ガラスの熱貫流率6.5W/m2K

樹脂サッシ複層ガラスの熱貫流率1.27~1.37W/m2K(メーカーにより)

なぜアルミサッシがずっと使われているのか

皆さんも住宅の窓にはアルミサッシと樹脂サッシがあるということくらい知ってるよという方も多くなってきたと思います。樹脂サッシはアルミに比べて熱を通しにくい素材でできているので欧米諸国を見れば窓は樹脂サッシで取り付けることが当たり前となっています。国によってはアルミサッシを使用することを禁止している国もありますし窓に結露が発生すると住宅会社の瑕疵になる国もあります。お隣中国、韓国でも窓の断熱性能の最低基準は決まっています。先進国の中でも窓の断熱性能に基準がないのは日本くらいです。

日本ではアルミサッシが主流となっていますがなぜここまでアルミサッシが使われているのかと言うと様々な理由がありますが一番は安さにあります。樹脂よりも加工がしやすく強度もあるということが言われ、住宅会社の都合でアルミサッシを使っているところが多いのではないでしょうか。性能や快適性の面ではなく利益重視で仕事をすればアルミサッシを選ぶ会社が多いのではないかなと思います。また国も住宅業界において最低基準を設けていないので会社側も努力を怠っているかもしれません。お客様によっては樹脂は高いからアルミで良いという方もいらっしゃるかもしれませんがここまで普及してこなかったのは住宅会社と国の怠慢と言っていいのではないでしょうか。

また樹脂サッシは強度が心配だと思われる方もいるかもしれません。もしかしたら以前どこかの会社から樹脂サッシの強度は低いから使わない方が良いと聞いた方もいるかもしれません。しかし現在樹脂サッシでも十分な強度を出すことが出来ていますし住宅の耐震性が上がっているので心配する必要はありません。

では樹脂はアルミに比べてどれほど熱を通しにくいかと言いますと、熱伝導率で見るとアルミの1000倍熱を通しにくい素材となっていることが分かります。

熱伝導率というのは熱が物体に触れた時の熱の移動のしやすさです。同じ室温の部屋で鉄と木を触った時に鉄の方が冷たく感じるというもので経験上人生のどこかで似たようなことを体験していると思います。先ほどのアルミ缶でも同じことで、ペットボトルに入った飲み物よりもアルミ缶に入っている飲み物の方が熱さ冷たさをより強く感じるのも熱伝導率が関係しています。

窓の対策方法として挙げる3項目

そんな窓ですが、これから冬の寒さが本格的に来るのでその前に何とか対策をしたいと感じている人もいると思います。

まず一つ目に、お手軽に安くするために窓にプチプチを貼ったり厚手のカーテンを付けたりする人もいるかと思います。ただそれは気休めの対策で実際に窓から伝わってくる冷気は家の中に入ってしまうのであまり意味はないです。実際に体感として部屋の暖かさに変化を感じるかと言われればほとんどないと言えます。さらにアルミサッシでは窓の表面が結露するので、カビ発生の原因にもなります。なので窓そのものの断熱性を高める必要があるのであまりお勧めではありません。

二つ目はアルミサッシを樹脂またはアルミ樹脂複合サッシの複層ガラスまたはトリプルガラス窓に交換することです。しかし窓は周りの壁と干渉しているので周りの壁を壊すことも考えないといけないので窓だけで工事か完了することも難しいですしお金もかかります。ただ樹脂、アルミ樹脂複合のサッシの窓に交換すれば窓の性能は全然違うので暖かさの違いはかなり感じると思います。各メーカーで複層ガラスやトリプルガラス、樹脂やアルミ樹脂複合など様々な種類があるのでどれが一番いいのかよく考える必要があります。

三つ目は既存の窓の内側に取り付ける内窓タイプになります。各社部屋の内側に取り付けるものを展開しているのでHPを一度見てみるのもいいと思います。樹脂フレームでできており高断熱サッシとしてお手軽に取付けることが出来ます。施工は1時間ほどで終わりますし、アパートにも取付け可能のようなので一度考えてみてはいかがですか。アルミサッシに樹脂窓を取り付けるので窓に結露が発生することも抑えられます(後付けなので100%発生しないとは言い切れませんが)。また後付けなので雨が降った時には窓としての防雨対策にはなりませんのであくまでも補助的な意味として考えておいた方が良いです。

窓断熱のメリットは窓からの冷気が足元に流れてくることを抑えるので、体は暖かいのに足元だけ冷えて不快感になるということが抑えられ部屋の中での快適性が向上します。そしてエアコンなどの暖房器具の光熱費も抑えられます。

私の家の私の部屋もアルミのガラス1枚の窓なので内窓を取り付けようとお願いをしているので施工後にまた報告しようと思います。

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