こんにちは。高野工務店のiwaです。
弊社は鳥取県三朝町に本社があり県内中部地域を中心に仕事をしている工務店会社です。
これから鳥取県新築住宅のポイントとしてシリーズでブログを書いていきます。
第1回目は「とっとり健康省エネ住宅[NEST]とは何か」です。
新築住宅を考えている方でとっとり健康省エネ住宅、またはNEST(ネスト)という言葉を見たことがある方がいらっしゃると思います。住宅会社のHPや住宅の完成見学会のチラシに書かれていて最近よく見かける言葉です。このネストという言葉の説明をこれからしていきます。
ではまずざっくりとこの制度の概要を説明しておきます。制度自体は高性能で省エネな住宅を建てると補助金が出ますよという意味です。県庁のホームページにも説明があるのでそちらで確認したい方はブログの下にリンク又はこちらから確認できます。HPでは高性能住宅がどのようにして健康や省エネにつながっていくのかも説明していきます。
以下が題目になります。
1とっとり健康省エネ住宅[NEST]とは何か
2どのようなメリットがあるのか
3どのような会社が登録されているのか、その見つけ方
4まとめ
1とっとり健康省エネ住宅[NEST]とは何か
ではまずとっとり健康省エネ住宅とは何かということですが、端的に言うと県からの補助金が貰える制度になります。通称かどうかは分かりませんが、私個人的にはこのとっとり健康省エネ住宅で補助金をもらった住宅のことを「ネストな住宅」と呼んでいます。
一番大きなポイントとしてこのネストな住宅は誰でも申請できるものではなく鳥取県主催の講習を受けてテストに合格した会社だけが申請できるものとなっています。その理由やメリットは次の題目2で説明していきます。まずはとっとり健康省エネ住宅が制定される経緯を説明していきます。制定された理由が分かれば申請するメリットも理解しやすいと思います。
始まりは1年ほど前です。平井知事が高性能住宅に対しての補助金を行うと発言をしたことで制度化が始まりました。その後2020年7月1日からの運用開始に向けての流れや制度申請に必要な会社の登録条件などの説明を受けて6月に講習とテストを受けました。そしてテストに合格した人の所属する会社がとっとり健康省エネ住宅申請会社として登録されます。登録された会社の見つけ方はこの後題目3で説明します。
注目ポイントとしてはこのとっとり健康省エネ住宅のような運用をしている県は他にはないということです。高性能で省エネな住宅に補助金を出しているのは鳥取県のみとなっています。
ではなぜ鳥取県が高性能住宅に対しての補助金を行うようになったのかを説明します。詳しく説明しようと思うと長くなりそうなので端的に説明します。現在鳥取県だけではなく日本全国で高性能住宅を建てようとしている会社が増え、またその住宅を求めている方が増えています。その理由として1年を通して暑くもなく寒くもない快適な家で生活をしたい方が増えているからです。そう思うようになった経緯を以下で説明します。
・環境先進国ドイツでは高性能住宅が進められる。1年を通して家の中は快適&家の中のエネルギーも逃がさないから電気代も抑えられエコ!(約30年前)
・日本でもドイツのような高性能住宅が必要だ!(約20年前)
・日本全国で高性能住宅を建てる会社が増えてきており、高性能住宅を求めるお施主様も増えてきている!(現在)
・日本で唯一鳥取県で高性能住宅に対する補助金を制定!
ざっくりですがこのような流れでとっとり健康省エネ住宅の制度化が行われました。
もっと詳しく知りたい方は県のHPまたは、とっとり健康省エネ住宅の講師を務められた松尾さんのYouTube動画を見てください。リンクを貼っておきます。
欧米のような家の方が無駄にエネルギーを消費せず、家じゅうどこにいても温度が一定なので快適な生活が送れます。なので日本もそのような家づくりの方が良いしよねということで徐々に広まりつつあります。まあでも政府が法律で制定してくれれば一発で終わりで良いんですけどね。
2どのようなメリットがあるのか
高性能住宅にすること自体のメリットは何となくわかっていただけたかなと思います。家じゅうどこにいても室温が一定で暑くも寒くもない快適な環境で生活できます。快適な環境になると健康面で良い影響があります。アレルギーが改善されたりなどほかにも様々な影響があります。さらに家の中の温度が20度程度に保たれるので家の中での活動量もアップすることも報告されています。
そして一番大きな効果がヒートショックの軽減です。脱衣室も浴室もリビングとほぼ変わらない温度になることでヒートショックの軽減にもなりますし何よりお風呂に入る時に寒い思いをしなくてもいいのがメリットになります。
補助金に関してはとっとり健康省エネ住宅でグレードが3つに分かれており、そのグレードに合わせて金額が分けられています。
T-G1~T-G3の3つのグレードで分けられているのですが、この基準となったのがHEAT20という団体で定めた住宅の性能になります。リンクを貼っておきます。HEAT20という団体は大学の先生や企業が作られた団体で、高性能な住宅を目指そうとするグループになります。現在国の基準では1番左側の国の省エネ基準が定められています。しかし定められていると言っても法律で義務化されているわけではないので強制力はありません。その隣のZEH(ゼッチ)は政府が2030年には新築着工する住宅のすべてをこの基準にしようと口だけでは言っている基準です。この表も県のHPに同じものがあるので後で調べてみてください。
あとよく言われるのが「そうは言っても値段が高い」ということです。確かに従来の家に比べて値段は高くなりますが、家は買って終わりじゃないですよね。その後20年30年40年と住み続けるので一生のトータルコストで考えた方が良いです。
・買う値段は高いがその後の光熱費を安く抑えるか
・買う値段を安く抑えてその後の光熱費を高くするか
あなたはどちらを選びますか。電気代が今後値上がりする可能性も高い中、住宅は30~35年で支払いは終わりますが光熱費は死ぬまで支払いが続きます。そうなのであれば少しでも光熱費が安い方が良いと私は思います。また高性能住宅を買った方が長期的にはトータルコストが安くなるので、安い住宅を買って貧乏になるか高い高性能住宅を買って健康快適尚且つ安い住宅に住むかどちらをえらびますか。
メリットについては、体に及ぼす健康面や補助金が受けられること、トータルコストで安くなるなどが挙げられます。
3どのような会社が登録されているのか、その見つけ方
では実際に新築を計画している方がこのネストな住宅にしようと思っているときにどうやって見つけるかを説明します。
ズバリ簡単で、県のとっとり健康省エネ住宅のHPに会社一覧が載っているのでそこから調べてみてください。東部・中部・西部で別れているのでそこから調べてみるといいです。
↑県HPのここから調べることが出来ます。
4まとめ
とっとり健康省エネ住宅にするメリット
・高性能な住宅は家じゅうどこでも快適
・健康面での効果やヒートショックの発生低減などが挙げられる
・トータルコストでみると実は安い住宅よりも安くなる
・県からの補助金が受けられる
家じゅうが暖かく尚且つ光熱費が抑えられる。その結果安い住宅よりも高性能住宅の方がトータルコストで安くなることが挙げられるのでとっとり健康省エネ住宅の制度を利用したネストな住宅を建てることをお勧めします。
私個人としてはネストな住宅を建てない理由がないと思っているので新築を考えている方は検討してみてください。
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とっとり健康省エネ住宅のHPはこちらから
とっとり健康省エネ住宅の講師を務めた松尾さんのYouTubeチャンネルはこちらから