こんにちは。高野工務店のiwaです。
弊社は鳥取県三朝町に会社があり県中部地域を中心に仕事をしている工務店会社です。
今回は「とっとり健康省エネ住宅」通称NE-ST(ネスト)について説明します。
まず結論からですが、ネストとは「鳥取県が独自に進める、定められた基準値以上の省エネ住宅に出す補助金の制度」になります。
以下の題目に沿って説明します。
1ネストの説明
2ネストの適用を受けれる会社と受けれない会社
3国の省エネ基準との違い
1ネストの説明
ではまずネストの説明ですが、最初に書きました、ネストとは鳥取県が独自に進める、定められた基準値以上の省エネ住宅に出す補助金の制度になります。正確に言えば補助金が貰える制度の名前がネストではありませんが、省エネ住宅を建てた結果県から補助金が貰えるので補助金が貰える制度だと思っていただければいいです。
詳しくは県のHPをご覧ください。こちらから
住宅で消費するエネルギーを抑え、なおかつ家の中の環境を快適にする、そんな家がネストな家だと思ってください。
ネストで一番重要なことは、家じゅう快適な環境なのに月々の電気代は抑えられているということです。設備だけに頼らない、家そのものの性能を高めて無駄なエネルギーの消費と浪費を減らすことを目的としています。
国としても2050年には温室効果ガス排出を0にするという目標を掲げていますし世界的な流れとしてもSDG'sや温室効果ガス排出0の脱炭素社会を掲げているので今後も県内においてネストな家が増えることは間違いありません。
このネストですが、元になった指標がありまして全国的にはHEAT20(ヒート20)という名前で現在着々と数を増やしていってます。
こちらがネストの表になります。
ここで重要になってくるのがUA値という数字になります。数字が小さい方がより高断熱で省エネな住宅になるという意味です。
その下にあるC値は隙間の面積を表していて、こちらは数値が小さい方が隙間が小さく高い気密性を持った住宅だという意味です。
現在、家の性能はこのUA値とC値で表すことがほとんどになりました。
2ネストの適用を受けれる会社と受けれない会社
では次にこのネストの適用を受けれる会社と受けれない会社に付いて説明します。上にある表を見れば分かりますが、ネストの適用はUA値とC値で判断をします。ですがどの住宅会社でも基準をクリアすれば良いというわけではありません。
鳥取県のネストに申請して補助金をもらうためには県が指定する講習を受けテストに合格した会社のみが申請をすることが出来ます。合格すれば県からネストのポスターが送られてきます。
現在県内でネストの申請適用が出来る会社一覧がありますのでそのリンクを貼っておきます。県内登録事業者一覧
補助金だけがすべてではないですが、県の審査を受けて合格した会社とそうでない会社、どちらがより安心できるか決めるのはお客様次第です。
3国の省エネ基準との違い
上の表にもありますが、国の省エネ基準はネストの基準T-G1よりもUA値が0.4近くも違います。たった0.4程度と思われるかもしれませんが消費電力に置き換えるとその差は大きなものとなります。またUA値が低いと単純に断熱性能が悪い家ということになります。国の省エネ基準では暖房や冷房にかかるエネルギーを多く消費しないと家の中の快適性は担保されないということになります。
家のローンは30年から35年で払い終わりますが、家の光熱費は一生払い続けないといけません。一生高い光熱費を払い続けるよりもできるだけ安い光熱費で生活できた方がよりお得に快適に暮らすことが出来ます。
以上ネストについての説明でした。