2023.02.22
工事報告
住宅の話

家ができるまでのスケジュール3(現場) 最終回

高野敦

家ができるまでのスケジュール(現場)を、子育て企画住宅タカノホームの建築進捗状況をご説明しながらご案内しています。(^-^)!

続きをお読みくださいましてありがとうございます。


家を建てた理由

 10年間、借家に住んでいましたが公庫の最長融資期間が35年75才までなので、30代最後の年で決心しました。学校区の変更等で子供に負担をかけたくなかったのですが、思いついた時から完成までは時間と労力がかかりました。ローンを組む時期や、年間の家賃を考えると少しでも早く決断した方が良かったかなと…家族で一緒に暮らす期間は以外と短く、その期間を楽しく暮らすにはもう少し早い方がよかったかなと思っています。


注文住宅じゃなかった理由

 他の紹介でもあるように、高野工務店は注文住宅のほうが実績もあり私も別荘みたいな家がほしいと思っていました。しかし子供の事、家族の事を考えるとまず環境でした。自分にできる限り(お金です・予算)で広々とした環境で育てたい、暮らしたいと思った時、タカノホームは一番適した商品かなと思えました。

なぜ?単純に、坪単価が他社より安くて、安全で、丁寧だからです。


この家の間取りの理由

 まず、全体の予算を言いました。そして基本は広い家です。で、イメージを口にして伝えるのは、結構ムズカシイのですがひとつひとつの部屋や考えてる目的を根気よく聞いてもらって設計が完成しました。部屋の説明をします。予算さえあれば広い家はできるけど、各部屋が十分な広さをもってますし、さらに空間や収納で広く感じさせてもらいました。考え方は一家族にひとつしかないので、納得できない事もあるでしょうが、ご参考になりましたら。



完成検査状況です。


  

しぶい玄関と、階段下物入れ

この玄関の理由

 毎日出入りする場所です。風水的にも一番大事な場所だそうです。ちょっと狭いと思われますか?玄関の踏み台は必要でした。玄関の床ごと上げてフロアとの段差を解消されたタカノホームも見学させてもらいましたが、木調がよかったのでこちらに。おおきな窓です。毎朝、差し込む朝日を玄関いっぱいにしてくれます。女の子がいるので将来、靴とかブーツとかでいっぱいになってもいいよーに、勝手口へ下駄箱を設けてもらってます。居室をおおきく、玄関も開放的にです。窓ひとつと和調で解決してくださいました。

                     

  

一階ひのきトイレと杉洗面台

この洗面の理由

 1階のトイレは、家族はもちろんですが、特にお客様に使ってもらいたい。顔を洗ったりするのを、わざわざ洗面室の洗濯物とかある場所じゃなくて、おもてなししたい。の気持ちで…。カタログで見ると、デザイナーのかっこいい(決して機能的ではないです)洗面は、○○万円もするので、無理かなと思ったのですが、杉板の洗面台と地元産松の一枚ついたてで、我が家だけの空間にしてもらいました。


 


このリビングの理由

 目的は団らんの間ですので、広く、明るく、快適にがもちろんです。お願いしたことは、朝の時間がバラバラになるのでキッチンでお母さんと対面しながら朝食事したい。いいものじゃないけど思い出のある食器棚を部屋に組み込んで欲しいでした。低価格住宅でこういった家具の組み込みとか可能か?と思われるでしょうが、すべて解決してもらいました。どうしても外せない家具は、家具に合わせて間取りを設計されます。居間の窓は全て標準でペアガラス仕様になっているので、快適な環境が生まれると思います。



このキッチンの理由

 タカノホームSRシリーズの選べるキッチンのひとつです。オプションで食器洗い乾燥機をつけました。IHとガス、どちらか非常に悩みました。ショールームで比べましたが、いろんな理由でガスを選択しました。機能的には間取りは横長のほうが作業しやすいそうで・・、対面式かそうでないか?今、住んでいるところが対面式じゃなくて、太陽の光が入ってこない単独だったので、この間取りを希望しました。生ゴミとか持ってわざわざ玄関からでるのもイヤですし、居間をとおって行くのもねえ。



この勝手口の理由

両手いっぱいの買い物袋をさげて玄関から台所まで・・イヤだ

天気のいい日は玄関を通って洗濯物かかえて何回も・・イヤだ

北側だから勝手口つくっても暗いし・・イヤだ

勝手口の外って、1段ごとがきついコンクリートの階段・・イヤだ

勝手口って、ごちゃごちゃして汚くなりがちだし・・イヤだ

すべて解決してもらいました。この家は北が倉庫なので特に採光には気を遣っていただきました。広い勝手口、手作り収納棚、明るいドア、スロープのアプローチ、自由設計ってこういう事だったんですね。



このユニットバスの理由

 タカノホームSRシリーズの選べるユニットバスのひとつです。浴室の向きをどうするかだけ相談しました。今の家で使っているバスは1216(イチニーイチロク)といって、これより小さいものですが、これは1616(イチロクイチロク)といいます。家族みんなでお風呂に入れたら最高ですよね。何も問題なしです。もっと、おおきい豪華なユニットバスとかありますし、ジェットバスの追加とかありますが、全員で入るのが夢なのでそれ以上の希望が湧きませんでした。満足してます。


                 

 これは、地元産の松の白い部分を加工してつくったものです。純和風住宅などに使用されます。オプションです。本物のハリボテじゃない和風住宅にあこがれていました。それをひとつ叶えてもらってます。


 

このスペースの理由

 2階の部屋は全室南向きがお願いでした。ですから必然と階段は北側になります。だから採光を意識した大きな窓が2つです。洗濯物はどこでたたむ?どこでアイロン?どこで仕分けするの?いいものじゃないけど思い出の大切なタンスがあるんだけど・・・全て解決してもらいました。直接子供達の部屋に洗濯物を持って行かなくてすむし、居間とか和室で洗濯物たたんでたら誰か来ると慌てちゃうし、ここでたたんで、アイロンかけて、タンスにしまうつもりです。中のスペースはアイロン台を置く予定です。天板は無垢の米松(べいまつ)です。


 

この息子の部屋の理由

 桐の間です。長い間、乾燥肌と呼ばれるような皮膚病で悩んでいます。血液検査ではダニアレルギーとか食物アレルギーと言われます。乾燥すると寝ている間に体中を血が滲むまでかきむしります。部屋そのものを考えた時、透湿性のビニール壁紙でもよかったかもしれませんが木そのものは、やはり湿調機能を持っているし、視覚的に落ち着きを与え、可視光線を軽減します。下地も木質合板です。落ち着いて健康に育ってくれの部屋です。イルカさんが天井に現れます。



この娘の部屋の理由

 私からみれば贅沢ですけど2階の子供部屋は収納別で6帖欲しかったです。将来巣立ったら壁を壊して続き間にできるように構造上の設計をあらかじめしてあります。朝一番に目が覚める娘には、東南向きの朝陽のあたる部屋がいいと思いました。壁紙はかわいらしいクロスにしたつもりです。消灯したら数分間イルカさんが一面に現れる壁もあります。やわらかなやさしい気持ちになってくれたらの部屋です。


 


 一生のうちの三分の一はここで過ごすので、寝るだけの部屋じゃなくて解放感があふれて、気持ちが落ち着く和風っぽい空間をお願いしました。上の梁は見せかけの梁じゃなくて、ひのきの丸太梁です。無塗装です。オプションです。一般的には玄関とかリビングをよく吹抜けにします。タカノホームSRシリーズも吹抜けオプションは多彩ですが、この空間を確保するために寝室優先にしてもらいました。ウォークインクローゼットは標準でついてましたが、大満足の希望以上の部屋になりました。 

 バンザイ!


 

この洗面脱衣室の理由

 タカノホームSRシリーズの選べる洗面ユニットのひとつです。標準装備の洗面ユニットです。ここは、毎日大量に温水等を使用しますし、家族全員が使うので、機能重視です。ですからユニットの洗面が一番いいと思いました。外観も気に入ってます。全体となると、洗濯物を置いておく場所、タオルを置いておく場所を小さくてもいいから、子供達にも使えるような感じで・・・とお願いしていましたので、満足しています。金属棚は市販品で、それに合わせて棚をつくってもらってます。


 


この和室が欲しかった・・。欲しかった・・。感無量です。




完成見学会です。たくさんの人にほめてもらいました!

社長さんがお迎えしてます。

 

パネル説明です。


やはり、お子様連れが多かったですね。


連休に完成見学会を行いました。多数の方に見て頂きました。


「外観と家の中のイメージが全然ちがった」

「これでいくらの家なんですか?」

「全部の部屋が広く感じます」

「ちょっと高くない?」

「すごく安いねー」

「よかったよ、桐の間」

「よかったよ、ひのきの和室」

「よかったよ、ひのきの寝室」


いろんな方にいろんな意見をもらいました。貴重なお時間をありがとうございました。

いろんな悩みも聴かせてもらえました。本当にありがとうございました。


「7歳と4歳の子ども2人の親です。ローンを組む時期、子どもの進学、子どもへの環境のことを考えると30代でマイホームが夢でした。借家ではなく自分たちのための家を建てようとする時、普段あまり考えない家族のこと、老後のことを真剣に考えました。低価格住宅と言われると、みんな同じ安っぽい建材や設備商品の押し売り・安いんだからしょうがない家と思ってましたけど、高野工務店が考案されたタカノホームは、この予算ならこのタイプの家ですとはとは全然違います。長男はアレルギー体質で乾燥すると寝ている間、体を血が滲むまでかきむしります。環境的にはどうすれば…。いいものじゃないけど、忘れられない思い出の家具があります。どうすれば…。ひとつひとつの部屋、間取に私たちの思いがあり、それを予算内で可能な限り答えてくださいました。私たち家族だけの低価格住宅です」施主



ここまで、長文をお読みいただきまして誠にありがとうございました!

こちらのタカノホームは、すでに10年点検が行われています。

設備などは最新ではないので、色褪せた感もあるかもしれませんが、10年たってもしっかりとした、大工が伝統技術を持って建てた安心で確かな家です。