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2021.02.18
NE-STの話

鳥取県省エネ住宅のポイント#2 地域、気候から住宅を考える

Iwa

こんにちは。高野工務店のiwaです。

弊社は鳥取県三朝町に本社があり県中部地域を中心に仕事をしています工務店会社です。

鳥取県省エネ住宅のポイント#2を書きました。

第2回目は「地域、気候から住宅を考える」です。

住宅を建てる際にはその地域に合った家を建てることが望ましいと考えます。と言うのも極端な話ですが、北海道と沖縄で全く同じ建物を建ててもその地域に合ってないと不便な家になってしまいますよね。北海道の家をそのまま沖縄に建てても台風対策が出来ていなかったり蒸し暑い夏を過ごすための対策がされていない可能性があります。逆に沖縄の家をそのまま北海道に建てても雪や寒さ対策が十分ではない家をそのまま建ててしまうことになります。実際にはそういったことはありませんが、その地域の気候や気象条件からどういった家を計画するのが良いのか、鳥取県ではどういった家づくりをしていくのが良いかを考えてみました。

以下が題目になります。

1鳥取県の地域区分

2鳥取県の気象条件

3鳥取県に合った住宅

4まとめ

1鳥取県の地域区分

ではまず地域区分という言葉を聞いたことはありますか。これは国土交通省で定めたもので日本全国で1~8地域まで区分されており、省エネ住宅を建てる際の基準となります。(図1)現在鳥取県では4,5,6地域に分けられており6地域に分けられている市町村が一番多くなっています。ちなみに4地域は青森県や岩手県、秋田県など東北の北側に位置する県も含まれる結構寒い地域となっています。6地域は鹿児島県や宮崎県など九州南部の地域も含まれています。

図1

複数のサイトで見ることが出来ますが、各県ごとで表をまとめているこちらのサイトが一番見やすいのでお勧めです。

鳥取県では4~6地域に分けられていますが、とっとり健康省エネ住宅では5地域を基準として省エネ性能の補助金を制定しています。

次の(図2)表を見てください。これはHEAT20という団体が推奨しているUA値の性能表になります。7地域までしかないのは地域区分が昔の物を使っているからなのであまり気にしないでください。鳥取県では4~6地域を見てもらえば大丈夫です。

この表を見ると4,5地域はUA値にはほとんど差はありませんが、6地域になるとUA値の数値に大きく差が出ています。比較的に雪も少ない土地だということなのですが、とっとり健康省エネ住宅では5地域を基準とした数値で定められています。(図3)

図2

図3


前回のブログでも書きましたが、鳥取県内ではこのとっとり健康省エネ住宅で定められたT-G1~T-G3の間で家を建てることが望ましいです。

2鳥取県の気象条件

次に鳥取県の気象条件を見ていきます。鳥取県は西日本ながら平地でも積雪がある地域となっています。私は昔、東北地方は岩手県に行った際、地元の人から西日本だから雪降らないでしょと言われたことがあります。それくらい東日本、特に東北地方の人からすれば西日本は雪が降らない地域だと思われているということです。

また日本海側の気象の影響を受けているので冬になれば空が雲に覆われて晴れる日が太平洋側や瀬戸内海よりも少ないことが言えます。晴れる日、日が差す時間が少なくなるので日射取得も低くなりやすい地域です。夏に関しては私個人の意見で言わせてもらうと、今や日本全国どこでも蒸し暑い日が当たり前になったので太平洋側と日本海側で分けて考えなくてもいいかなと思います。夏はとにかく高気密高断熱で日射遮蔽をしっかりとしてエアコンを使用するのが一番得策だなと思っています。

あと近年の夏と言えば豪雨災害や強烈な台風による自然災害が挙げられます。台風や爆弾低気圧による雨の対策としては川の近くに住まないこととハザードマップを確認することが大切かなと思います。土地に関しては次回書こうと思います。ただ台風に関しては鳥取県は直撃を受けることが少ないかなと感じます。だからといって安心していいわけではありませんので有事の際の備えはしっかりとしておきましょう。

冬に関してですが、日本海側の気候として太平洋側に比べて日射は多くないですがそれでも日射取得を活用することがお勧めです。なので南面には開口部(窓)を設けてなるべく日射取得をするような計画が良いです。ただあくまでもメインの暖房としてはエアコンを使用するので日射取得を過大評価するのではなくエアコンで暖房をする際の補助的なポジションで考えてもらった方が良いです。なのでエアコンの設置位置や機種、能力はしっかりと考えておく必要があります。

3鳥取県に合った住宅

ここまで長々と書いてきましたが、4地域も6地域も建てる家は変わらないなと思います。北海道のように1地域や2地域だと寒さのレベルが違うので鳥取県と比較することはできませんが。

冬の日射取得に関しては太平洋側のような理想的な形では取得は難しいですが、無駄ではないのでしっかりと活用していく方が良いです。なので住宅の南側に日射取得がしっかりと出来る窓を設けることが一番良いのではないかなと思います。太平洋側、日本海側、地域区分に関わらず共通して言えることだと思います。

夏も太平洋側や地域区分に関わらず日射遮蔽をすることが必要です。その際は必ず窓の外側で遮蔽を行うことをお勧めします。

4まとめ

鳥取県は4~6地域に分類される地域区分ですが、太平洋側と変わらない考え方でしっかりと家づくりをしていくことが必要です。

ただ冬になると曇りの日が多いので日射取得で過大な評価は出来ないのでしっかりとエアコンを使用して部屋を暖房していくことが必要になります。

海沿いと大山のふもと、日南町や日野町のように山間の土地では環境が全然違うので一概にひとくくりにすることは難しいのですが、何か一つ基準を持っているとそこからどうすればいい家づくりが出来るのかが見えてくると思うのでぜひとっとり健康省エネ住宅を参考に考えてみてはいかがでしょうか。


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