こんにちは。高野工務店のiwaです。
弊社は鳥取県三朝町に会社があり県中部地域を中心に仕事をしている工務店会社です。
鳥取県で新築住宅を建てる際の参考になるようなことを書いていくシリーズになっています。
第3回目は「土地選びを考える」です。
まず初めに、皆さんは新しく開発・区画された土地を見てきれいだなと思ったり、築年数が新しいアパートやマンションを見てきれいだなと思うことがあると思います。なんでも新しいものは魅力的に見えますし新しいんだから良いものだと思ってしまうかもしれません。
ですがその新しいものにつられてしまうまえにきちんと土地のことを見てほしいと思います。以下の項目について土地のことを少し考えてみてほしいです。
1地盤の強度について
2災害発生時の予測について
3対策としてできること
4まとめ
1地盤の強度について
家を建てる上で一番根幹的な部分で重要なことが地盤の強度です。どんなに納得のいく間取りやデザイン、住宅性能や設備を投資したとしても地盤が弱く最悪建物が傾いてしまっては意味がありません。住宅を考える際はきちんと確認をしておかないといけません。住宅は最悪建ててからでも補修は出来ます。大掛かりになるとお金もかかりますが、地盤がしっかりしていればその土地に住み続けることも出来ますし地震が発生しても耐えうる可能性があります。しかし地盤の強度が弱いと建物が傾く可能性があり最悪建物の倒壊につながります。地盤の強度を保とうとする場合地盤改良をするのですが建物完成後では求める強度も得られません。東日本大震災発生当時、関東地方でも揺れが起き液状化現象が起こった土地の映像もニュースで流れました。そのような危険性がある土地に住まないようにするためにはしっかりと時間をかけて考えて、強度や地下水位を確認してください。
今すぐ契約しないと良い土地が無くなっちゃうなんてこと、この鳥取県で早々起こるはずもないので焦らずにしっかりと考えて決めてください。
2災害発生時の予測について
近年毎年のように発生している豪雨災害。いつ鳥取県内でも起こるか分からないので災害対策としても土地選びは大切です。また地球温暖化による海水温度の上昇で台風も強大になっていると言われています。台風や豪雨が続き河川の増幅や氾濫、土砂災害などが起きた際、そもそもその被害に巻き込まれるような土地に住まない、もしくは災害が起きたとしてもしっかりと避難できる準備をしておくことが大切です。
皆さんは国土交通省のハザードマップポータルサイトというサイトをご存じですか?
ネットの検索で「ハザードマップポータルサイト」とそのまま入力してもらうとトップにサイトが出てきます。このサイトは日本全国の土地のハザードマップが見れるようになっており、水害や土砂災害などの被害予測が確認できます。下の画像1を見てください。こちらがサイトのトップになります。
画像1
この画像の左側重ねるハザードマップで市町村名を入力してもらうと各地の地図が表示されます。ちなみに弊社高野工務店がある三朝町を入力すると画像2の画面になります。
画像2
この画面の左側、赤線で囲った部分に洪水、土砂災害、高潮、などの項目があるのでクリックすると洪水被害のある土地に色が付くようになっています。洪水をクリックしたら画像3のようになります。
画像3
次の3枚の画像は倉吉市、鳥取市、米子市それぞれのハザードマップの洪水予測をしたものになります。
画像4が倉吉市、画像5が鳥取市、画像6が米子市の市役所周辺の洪水発生状況となります。
画像4
画像5